第22回しほろ収穫祭
士幌町特産品の販売をはじめ、しほろ味覚市(しほろ牛ロースカットステーキ・しほろ鍋・おしるこ・うどん)や袋つめ放題(じゃがいも・玉ねぎ)など士幌の秋の味覚を堪能してください。
十勝地方の北部にある士幌町は、総面積の約60%が農用地という農畜産業のまちです。
畑作や酪農、畜産などが盛んで、周りには大雪山系の東ヌプカウシヌプリや丘陵地帯が広がります。また、東部には居辺(おりべ)川が流れ、美しい景色を作り出しています。
夏は暑く乾燥し、冬は寒いという気候ですが雪は少なく、北海道の中では比較的住みやすい地域です。
明治31年、岐阜県にあった美濃開墾合資会社の一団が中士幌に移り住み、山や森を伐採して住居を作りました。
当時岐阜県では士幌への移住を奨励していたこともあり、士幌に向かう人が多くいたそうです。原始的な自然が広がる土地で開墾するのは困難でしたが、彼らは諦めずにその土地を耕しました。
人々が士幌町に移住して農業を営んでから、士幌町は大きな発展を遂げました。
しかし、当時主としていた豆類の畑作は収穫が安定せず、村は昭和30年頃まで貧しい状態が続きました。
昭和10年代、士幌町の青年たちは士幌町の農業をどうすれば改善できるか話し合いました。
その中心となったのは、秋間勇氏や飯島房芳氏、太田寛一氏などです。
彼らは「もしユートピアがこの世にあるとしたら、それを士幌で実現しよう」と誓いました。自分たちの手で士幌の農村を豊かにすることを考え、まずは「農作物だけでなく、加工や販売も自分たち農民がやる。そうすれば収入が増える」と考えました。 そして、「産業組合(現在の農協)もこれに協力すべきだ」と言い、この考えに賛同する青年たちが増えていきました。
戦後、彼らは一致団結して士幌という町を築いていきました。 士幌町の農業を発展させるために、機械化や規模拡大、作物変更や畜産導入による寒地型農業、そして付加価値農業を進めるために農村工業を導入するなどしてきました。その中でも農村工業の導入によって、農業生産だけでなく、就労機会も増え、人口が安定して町が成長してきました。
太田寛一氏は22歳の時に士幌の産業組合(現農協)に奉職。
「農民自身が農産物の加工を手がけ、より高い付加価値を付けて販売する」の理念のもと、太田氏の発案により村内(現在は町制施行)の民間の澱粉工場を買収しました。士幌町農協が農畜産物の加工分野に進出する始まりでした。
昭和42年には農民資本の乳業会社「北海道協同乳業株式会社(現よつ葉乳業株式会社)」を設立。同年10月に完成した乳製品工場(現十勝主管工場)は、1日100トンの生乳を処理してバターや脱脂粉乳を製造しました。
その後も士幌町農協はポテトチップスなど、食品製造を手掛け、さらに肉牛の加工施設を運営するなど、太田氏の意志は今も着実に引き継がれています。
太田氏の偉業は町内の農協記念館「太田寛一記念室」で紹介されています。
苦しかった時代を経て、士幌町は自然と農畜産業が豊かなまちへと発展しました
今では、じゃがいもや牛などの特産品が有名です。
さらに、1人当たりの所得が北海道内で3位になったこともあり、農業をはじめとした地域経済も活発に行われています。
士幌町は肉牛飼育頭数日本一を誇る農業王国です。
士幌町のブランド肉でもあるしほろ牛は新鮮な空気と水で育ったホルスタイン牛で、脂肪が少なく、ジューシーで柔らかい赤身が特長!
また、安全・安心な道産牛の産地として、町、普及センター及び関係機関が一体となり、品質の安定と安定生産を目的に飼養管理技術の向上にも努めています。
WEBhttps://www.ja-shihoro.or.jp/しほろ牛について
しほろ牛・・・赤身肉の旨みを追求して育てられたブランド牛です。
しほろ牛若丸・・・しほろ牛に比べ、半年早く出荷されるホルスタイン種の若牛で、牛肉独特のクセが少なく、あっさりと食べやすい肉質が特徴です。牛肉が苦手な方にもおすすめです
しほろ牛 X(CROSS)・・・ホルスタイン種と黒毛和種の交雑種で、霜降りの特徴を持つブランド牛です。ホルスタイン種の赤身肉の旨みと、黒毛和種の脂の甘みが調和した肉質が魅力です
WEBhttps://shihorobeef.jp/しほろ牛ブランドサイト
日本屈指の馬鈴しょ(じゃがいも)生産を誇る士幌町。
士幌町で収穫された馬鈴しょの約半分は加工品に適した品種です。
ポテトチップや冷凍コロッケ、ポテトサラダにフレンチフライなど、あなたが普段食べるじゃがいも加工品にも士幌町の馬鈴しょが使用されているかもしれません。
WEBhttps://www.ja-shihoro.or.jp/士幌町の農作物について
士幌高等学校は全日制の農業高校です。
農業や自然を柱とした教育を行っており、生徒は豊かな自然の中で自分の夢や思いを叶えるために日々学んでいます。
農業生産について最先端機器を活用した実践的な学習により、農業経営ならびに農業の多面的な機能について学習します。
原料生産に関する理解を深めるとともに商品開発や食の安全・安心を学び、食品加工から流通に関する基礎基本の理解と定着を図ります。
士幌高等学校は農業生産の現場を学習する「アグリビジネス科」と農産物の食品加工を学習する「フードシステム科」が存在しています。
士幌高校の取り組みの一つである「志プロジェクト」はぼんやりとしていた生徒の気持ちを明確な夢や目標にする、生徒ひとりひとりの思いを応援していくプロジェクトです。
高校生たちの「もっと地域食材の可能性を引き出したい」という想いから様々な特産品が作られています。
WEBhttps://shihoro-highschool.com/志プロジェクトについてもっと知る
愛情いっぱいにストレスなく育てられた牛たちから搾った牛乳を使用したアイスクリームです。コクがあるのにさっぱり味わえるのが特徴です。
WEBhttps://www.shihoro.jp/もっと詳しく知る
農村風景にマッチした牛舎をモチーフにした建物は、士幌町の「食」の発信拠点でもあります。 ここでしか買えない士幌町の食材を使った商品や近隣の農家さんと連携した「農家のおすそわけ野菜市」の他、 しほろ牛を堪能できる食堂や特産品のじゃがいもを使用した喫茶店も充実しています。 他にも士幌で作られた特産品が多数販売されています!
WEBhttps://pia21shihoro.jp/道の駅ピア21しほろ
農業の町、士幌町の人々が集う憩いの場ASPO(アスポ)。 JA直営店舗の食品スーパーで、「生産者還元」ポテトチップスやしほろ牛をはじめとした士幌町の特産品が数多く販売されています。 ここでしか手に入らない商品が見つかるかも? 士幌町に来た際には要必見です!
WEBhttp://www.tonxton.com/ASPOについて
しほろ温泉プラザ緑風は道の駅としても機能しています。 全浴槽源泉かけ流しで楽しめるのが特徴で、肌がしっとりすると評判です! 館内にはレストラン、近隣にはパークゴルフ場もあり大自然の中でのびのび、ゆったり過ごすことができます。
(令和6年10月〜令和7年3月改修工事)
WEBhttp://www.shihoro-spa.co.jp/しほろ温泉プラザ緑風
大雪山の自然に囲まれた士幌高原ヌプカの里は標高600mの高原にあるネイチャーリゾートで、気軽に大自然を楽しめます。
目を閉じて、耳を澄ませば聞こえてくる山々の息吹と鼓動。夜になると、天然のプラネタリウムのように美しい星空を見ることができます。
WEBhttps://www.nupuka.jp/士幌高原ヌプカの里
ヌプカの里では6棟のコテージ、ロッジ・ヌプカ、キャンプサイトがあり、好みに合わせて宿泊を楽しむ事ができます。また、合宿や研修、会議などにも最適な設備が整っています。
十勝平野の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。
WEBhttps://www.nupuka.jp/宿泊について
ロッジ・ヌプカでは、ドライブでも宿泊でも気軽に士幌の食材を楽しむ事ができます。
売店では士幌町の食材を使った喫茶メニューが充実!焼肉ハウスではジンギスカンやしほろ牛を堪能することができます。(要予約)
WEBhttps://www.nupuka.jp/食事について
ロッジ・ヌプカに隣接する高山植物園では、大雪山系で見られる貴重な高山植物を見ることができます。そこから少し上ったところには第一展望台があり、180℃の大パノラマで日高山脈や十勝平野が一望できます!
また、子供たちに人気の木製トリム遊具もあり、自然の中で元気いっぱいに遊ぶことができます。
WEBhttps://www.nupuka.jp/アクティビティについて
認定こども園なかよしに通う園児の出欠を町の公式ラインから24時間連絡できる!
WEBhttps://www.shihoro.jp/詳しく知る
全ての3歳以上児と第2子以降は認定こども園の保育料が無料!
WEBhttps://www.shihoro.jp/詳しく知る
保健・医療・福祉が一区画に集まった「福祉村」構想により総合的なサービスを受けられる!
PDFhttps://www.shihoro.jp/詳しく知る
子供が急に発熱した場合でも、時間を気にせず連絡することができるのでとても助かっています!
物価高騰の影響を受けている子育て世帯にとって、経済的負担の軽減になっています。
子育ての悩みについて、各機関連携しているので、相談しやすいです。
WEBhttps://www.shihoro.jp/士幌町ゼロカーボンシティ宣言
士幌町では、恵まれた日照条件や盛んな酪農業という地域特性を生かして、太陽光とバイオガス発電(乳牛の糞尿利用)を中心とした再生可能エネルギーの導入、拡大に努めています。
「真に豊かな農村しほろ」を未来に引き継ぐため、2022年6月には「士幌町ゼロカーボンシティ宣言」を行い、具体化するための「士幌町再生可能エネルギー導入計画」を作成しました。
WEBhttps://www.shihoro.jp/士幌町再生可能エネルギー導入計画
個人住宅や事業所などに自家消費型太陽光発電設備等を設置する場合に、士幌町が個人・事業者に対して設置費用の一部を補助する制度
※士幌町が環境省から採択を受けた「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)」を活用して、補助するものです
WEBhttps://www.shihoro.jp/詳細を見る
FIT・FIPの認定期間が満了又は認定を受けていない既設の太陽光発電設備に接続する為の蓄電池を導入する個人・事業者に対し,補助金を交付することにより、発電された電気の自家消費率向上等(FIT・FIP売電から自家消費への流れを創る)による町内のCO2削減を目的とする
WEBhttps://www.shihoro.jp/詳細を見る
士幌町特産品の販売をはじめ、しほろ味覚市(しほろ牛ロースカットステーキ・しほろ鍋・おしるこ・うどん)や袋つめ放題(じゃがいも・玉ねぎ)など士幌の秋の味覚を堪能してください。