

開催日 | 2025年7月5日(土)17:30~21:15 |
---|---|
開催場所 | 北海道河東郡鹿追町 然別湖畔 会場行きの無料送迎バスが運行します※1 |
主催 | 鹿追町観光協会 |
協力 | 鹿追町白蛇姫舞保存会 帯広カムイトウウポポ保存会 |
お問い合わせ | 鹿追町役場商工観光課 TEL.0156-66-4034 https://www.shikaoi.net/ |
イベントスケジュール
17:30~18:00 | 大塚賢太郎ピアノ演奏 |
---|---|
18:00~18:40 | My's演奏 |
19:00~19:15 | こども白蛇 |
19:20~19:40 | 神々の祈り(カムイ・ノミ) |
19:45~20:15 | 白蛇姫舞 |
20:20~20:45 | ムックリ演奏・アイヌ民族舞踊 |
20:50~21:15 | 記念撮影 |
最新情報はこちらから!!


フライヤー



画像クリックで拡大できます













北海道・十勝地方にある鹿追町で受け継がれる「白蛇姫舞」は、然別湖に伝わる伝説を基に創作された「白蛇姫物語」から着想を得て、始まった伝統芸能です。物語は親子2匹による蛇踊り(じゃおどり)と白蛇姫の舞で表現されます。
2匹の蛇は親蛇8人、子蛇6人、合わせて14人の舞い手が、手に持った棒で上下左右に白蛇の頭や胴をくねらせながらスピード感や優雅さをダイナミックに表現します。一方、美しい衣装をまとった白蛇姫は、白蛇を先導するように舞台を練り歩きます。
現在、毎年7月第1土曜日に然別湖畔で作られた特設ステージで「白蛇姫まつり」に披露されるこの伝説の舞は、ひじょうに幻想的かつ神秘的で、見る人を幽玄の世界にいざないます。舞の披露の前にはアイヌ伝統舞踊やアイヌ民族に伝わる楽器「ムックリ」の演奏が楽しめ、アイヌ文化を身近に感じられる伝統芸能のまつりとなっています。

白蛇姫舞は昭和47年(1972)に、然別湖に伝わる「白蛇姫物語」の伝説を活用して町おこし事業をしようと考えた鹿追町商工会青年部が始めたものです。
始まりは神楽調の舞いで、一から始めたため笛と太鼓は当時鹿追神社の宮司で白蛇姫舞保存会会長の富樫瑞穂さんに、姫の舞は長谷川正秋さんに指導を受けました。
神楽調であることから、当初は姫の役を男性が姫の面を付けて行っていました。

こうして昭和47年6月3日に開かれた「第1回然別湖白蛇姫祭」で最初の公演が行われましたが、この時に使われたのは、胴体は針金を輪にして骨格を作り、白いカーテン地を巻き、うろこを書いて初代白蛇が完成しました。
その後、すぐに長崎の龍づくりの名人(故・中山金次郎氏)に製作依頼をし、昭和48(1973)年5月に初代の本格的な親蛇が誕生しました。
ちなみに「白蛇姫舞保存会」が発足したのは、親蛇誕生の2か月前、昭和48年3月のことです。

親蛇を作ってくれた長崎の名人によって念願の子蛇ができたのはそれから4年後の昭和51(1976)年です。この子蛇ができたことで、白蛇姫舞は本来の伝説に添う一人の姫と二匹の白蛇による舞として完成しました。
その後、いろいろなイベントや土地に招かれ、若手の継承者にも恵まれています。
